お口と全身を共に予防する(詳細版)


エピソード

先日 ”口の中はおかげさまで綺麗になり、痛いところもなく何でも咬めるようになったけど、今度は内科のお医者さんに血圧と糖尿病が心配だからって言われて今は自分の好きなもの食べられないのよ” という話を患者様からお聞きいたしました。その患者様は当院の予防・メインテナンス治療を受けていて、歯と歯ぐきは 非常にいい状態なのですが、それでも美味しく食事をさせてあげられないんだと歯科医師としてとても複雑な心境だったのを覚えております。歯や歯ぐきなどのお口の中は体の一部を構成しています。独立した器官ではありません。口だけ健康、体だけ健康なんていうことはありえません。 全身が健康であってはじめてお口の中も健康でいられるし、逆によく咬めて美味しく食事ができるようなお口の状態であることも 全身の健康に大きく影響しております。そこで私たちは”お口から全身へ” ”全身からお口へ”とその両方向から アプローチして皆さまの健康を守り育てる医療をあえて歯科医院から 提供していきたいと思いました。またその必要性を痛感させられました。

お口と全身の両方向からのアプローチ

「お口の健康から全身の健康を 全身の健康からお口の健康へ」

3か月に1回、健康なお体で予防のために通院できる医療施設は、歯科医院だけです。皆様には、ぜひこのシステムをいち早く取り入れて、上手に利用していただきたく思います。 3か月に1回メインテナンスでお口の健康のために歯医者さんに来たついでに、全身の健康、いつもの生活習慣の見直しをするきっかけにしてください。”歯医者さんに来たついでに全身のことも…”

生活習慣病予防への歯科からのアプローチ

 どうして歯科医院で生活習慣病予防なのか 

 本町たなか歯科医院では、お口の中の予防、定期的なケアを中心に 何千人もの方々とこれまでお会いさせていただいております。 その中で、お口の中の管理ができる方は必ず全身の管理、ケアもご自身でできることを確信いたしました。生活習慣病の予防は、お口の中のむし歯や歯周病を予防することと大きな違いはないのです。

 また予防型の歯医者さんのシステムがセルフメディケーションのサポートに適しているからです。

 予防型の歯医者さんは患者様1人に対して1人の専属スタッフが定期的にかつ長期にわたりメインテナンスを いたしております。1時間ほどの間、お口のメインテナンスはいろいろなお話をさせていただきながら、楽しく、気持ちよく進んでいきます。 3ヶ月に1度のメインテナンスの際に、あなたが注意しなければならない生活習慣病に関する情報をご提供し、日ごろの生活のチェックができれば、あなたのセルフメディケーションの微力ながらお役にたてることだと 考えております。セルフメディケーションの最大の障害は自分の意思でおこなうこと。誰しもがもっとも苦手とするところだと思います。 そんな困難である自己管理をあなたに寄り添ってサポートいたします。

全身の健康からお口の健康を お口の健康から全身の健康へ 両方向からのアプローチ

どうぞ、歯医者さんに行くついでに全身のこともいっしょに考え、日ごろ忘れていたことを思い出し、再度ケアするきっかけとして利用していただければ幸いと考えております。

お口と全身の両方向からのアプローチで生まれる健康の好循環

健康とは "医師から与えられるものではなく、自分の意思で獲得するもの・・・